2月の挨拶
2019年02月01日
インフルエンザが猛威を振るう中、園ではほとんど罹患者が出ておらずご家庭のご理解、ご協力に感謝しております。引き続きのご協力をお願いするとともに、油断せずに感染防止に努めて参りたいと存じます。
さて北風の中、ドッチボールやサッカー、鬼ごっこ、三輪車や羽根つきなど色々な遊びが展開しています。そのような中、大縄遊びに加え、一人ひとり縄跳びを楽しむ姿が増えてきました。年長のクラス便りなどでもお伝えしていますが、この冬、縄跳びの記録カードが登場しました。普段の遊びの中で縄跳びをする子どもは限られていたので、みんなに、縄跳びの楽しさ、面白さを味わってほしいと願い、自分からやりたいと思えるようになるには、どうしたらよいだろう、と考えての事でした。
実は、「何かが出来たらシール」といった、いわゆる「頑張りカード」を作ることは慎重にすべきだと考えています。結果に重点が置かれやすくなり、また、一人ひとりの個性の伸長を考えるものにするなら、その種類は膨大なものになってしまうからです。教員間で色々と考え、カードは作るけど、「やりなさい」というものでもなければ、誰かと比べるものでもない、自分の意志で始め、続けていくもの、挑戦しようとする気持ちを何より大切にしよう、と話し合いました。そうして生まれたカードは、子ども達を刺激し、友達との関わりを深めたり、様々な育ちの姿を見せてくれています。乗り越えたときの、得も言われぬ気持ち良さを味わってきているからこそ湧く意欲であり、改めて麻の実の子ども達の好奇心や、挑戦する気持ち、粘り強さを嬉しく頼もしく思っています。中旬の音楽会への、前向きな取り組みにも繋がる姿は、年中・年少の子ども達にも確実に伝わっています。